
というわけで、miniDVカメラを買ってみて、そこから映像を取り込み、編集してDVDにするのが普通かと思います。
すべて1本のソフトでできるものもありますが、各過程について、どういうソフトがあるのか、見てみましょうかというわけです。
手順
だいたいこんな感じです。全部できるソフト類をそろえないとDVDが作れません。動画の編集とDVD作りソフトに分かれているようなものが多いのかな。オールインワンなタイプのものは、編集機能がいまひとつだったり、MPEG2変換が取り込みのときしか圧縮率選べなかったりです。
DV → キャプチャ → DV-AVI → 編集 → MPEG2 → オーサリング → DVD形式 → 焼き → DVD完成 となります。
MPEG2への変換を先にするか、編集を先にするかは、ほとんどのソフトでは選べたりするようですが、DVDオーサリングよりは前の段階でMPEG2にしておくのがいいかもしれません。
動画専用の編集ソフトと、DVDメニュー等編集ソフトに分かれていることが多い?
DVの形式は、1フレームごとに完結した形式なので、フレームのカットなどが容易なはずです。
Windows上のファイル形式には、一般的にDV-AVIというavi形式が使われます。これは、DVテープの中身をほぼそのままファイルにしたもので、編集に適しています。MPEG2で保存できるソフトも多いようですが、CPUパワーが必要だったりします。
DV-AVI形式には、Type 1とType 2の2種類のTypeがあり、音声のフォーマットも48kHz 16bit ステレオと32kHz 12bit 2トラックステレオがあります。録画日とか、DVのほとんどの情報がそのまま記録されているようですね。最近流行りのワイドは、判別できないのかな。ふつうはType 1形式で保存されますが、いくつかのソフトで16bit音声の取り込みはできるのですが、再生や変換に対応できないようです。
ハイビジョン対応のHDVという形式もありますが、まだ出てきたばかりなので機会があればということで。
1440x1080 60i、1280x720 60pなどに対応する。音声はMPEG-1 Audio Layer 2 (MP2) 48kHz 16bit 384kbps
参考
IEEE1394、iLink を使って、カメラとPCを接続して取り込みます。
映像は、720x480が標準的なようです。
取り込みは、DV-AVI形式であればどのソフトでもほとんど同じです。テープからの取り込みしかできないソフトがほとんどなので、テレビなどからDVカメラ経由で直接取り込むのにはDVTV/VDR というソフトで取り込みしてみたり。
DVはSPモード、16ビット音声しか試してません・・・。
取り込みができたら、切り貼り並べ替えをして、動画を編集します。ここで既存の動画を付け加えることなどもできます。
DV-AVI形式のままで保存しておくのが普通かな。音の問題があるのでType 2にしてから編集したいかも。MPEG2に変換するのは、ほとんどのソフトが最後にできるようになっているようです。
SPモードで16bit 音声がうまく使えるソフト
使えないソフト
TMPGEnc DVD Auther でも動画編集はできるが、入力映像がMPEG2、出力はDVDのみだったりするのでここでは除外?。
DV CodecにIrisを使っていると、TMPGEnc 3.0 XPressなどでフレームずれが起こることがあるようです。カットした部分で数フレーム動画が止まって音声だけが進んでいるのがわかると思います。正確なフレーム単位のカットなどもできなくなります。そのような場合はIrisをアンインストールしませう。
再現するのは簡単で、動画の一部をカットします。その前後で早送り、巻き戻しを繰り返していると、止まって見えたり、カットしたはずの映像が出てきたりします。このままエンコードしてしまうと、音ずれの原因になります。
特殊な音ずれ
また、DVテープに変な感じで記録されたものがあるのですが、これは、16bit 48kHzで記録してあるのに再生すると12ビット音声モードの32kHzで再生しているように再生されてしまいます。これは、DVカメラのせいなのか、ソフトのせいなのかよくわかりませんが、再現状況をまとめてみたりです。この現象はほかのところで聞いたことがないので、ここだけの現象? Irisの有無に関わらず発生したり。
DVのSPモードや12bit 32kHz音声にしか対応していない動画編集ソフトもあるのだとか?
個人的に試した結果です。環境によってはこの限りではないかもしれません。
| DV取り込みソフト | 出力形式 | 再生/編集ソフト | 出力形式 | 動作 |
| PowerDirector 4 | DV-AVI 1 | TMPGEnc XPress 3 | ○/× | |
| DV-AVI 1 | RealPlayer 10 / Media Player | ○ | ||
| PowerDirector 4 | × | |||
| MyDVD 5 LE | ||||
| DV/TV VDR 1.6β2 | DV-AVI 1 | TMPGEnc XPress 3 | ○/× | |
| DV-AVI 1 | RealPlayer 10 / Media Player | ○ | ||
| PowerDirector 4 | × | |||
| MyDVD 5 LE | ||||
| WinDVD Creator 2 | ||||
| MyDVD 5 LE | DV-AVI 1 | TMPGEnc XPress 3 | ○/× | |
| DV-AVI 1 | RealPlayer 10 / Media Player | ○ | ||
| PowerDirector 4 | × | |||
| MyDVD 5 LE | ○ | |||
| QuickTime | ○ | |||
| 問題ありのファイルを QuickTime Proで 参照形式movで保存 |
mov | TMPGEnc XPress 3 | MPEG2 | ○ |
| PowerDirector 4 | MPEG2 | ○ | ||
| DV-AVI | △ |
先頭が未記録のテープなどではうまく取り込めないこともある? DV TVでもMozilla Partyのテープから記録したものは、なぜか変。謎は深まるばかり。QuickTime Pro 経由なら問題なしっ
原因は、ファイルの最初の方が32kHzな音声で認識されてしまって、その後も全部32kHzで再生しているんじゃないかと推測できる。
で、解決方法として、DV-AVI2方式に変換すればどうなるかということで、変換ツールがいろいろあるようです。
参考
動画ができたら、次はDVDのメニューなどのオーサリングということをします。ここからDVDに焼くまでは、1本のソフトです。
チャプター選択メニューは入れたくないけどチャプターは付けたい、複数の動画のチャプターを1つのメニューで選択したい、そんなことはできませんか?
DVDの映像は、トラック、チャプターなどの単位で区切ることができます。トラックは、連続して再生される1本のストーリーのようなもの、チャプターは、その中の中間点。たとえば、アニメなどではオープニング、前半、後半、エンディング、予告、などに分かれていますが、これはチャプターで区切った1本のトラックにしてしまうのがいいかもです。複数の話数を1本のDVDにまとめる時などに、別々のトラックに分けたりします。
音声は、TMPGEnc が副音声にも対応していますが、その他はほぼ無理な状態です。2か国語を左右チャンネルに録画したMPEG2や、別ファイルに記録した音声を、切り替え可能な音声として指定できます。
DVDオーサリングソフトでMPEG2 から DVDの形式に変換します。余計なファイルを付けてくれるソフトもあったり、空き領域に別のファイルを入れたいこともあるので、焼きだけはB's
GOLDなどのDVD焼きソフトを使ってもいいかもしれません。
DV-AVI等 → MPEG2 → DVD となるようなのですが、ほとんどのものはここでMPEG2への変換も同時にできます。こっちの段階でのMPEG2変換はおまけのようなものなので、こだわるなら編集段階でMPEG2にしておくのがおすすめです。
ここでは圧縮率を指定できるソフトはあまり多くないようです。DVDサイズにあわせて作りたいのなら、aviではなく、MPEG2形式に変換済みの方がいいのかもしれません。
手元にあったソフトなどなど
ほとんどのソフトで、16ビット 48kHz音声のDV-AVIからMPEG2への変換がうまくいってくれません。DV Spliterか何かに問題がありそうです。Codecの選択ができるソフトには、DirectShow Filter Tool (DFTool) というものがあるようですが、DV Spliter はひとつしかなし。
再生環境でのType 1 DVファイル(48kHz audio)は、WinAmpが音が32kHzでしか再生できず、Windows Media Player、RealPlayer、PowerDVD 5では問題なし。QuickTimeで開いてみたところ、これも問題なさそう。他のソフトでQuickTime形式が読めそうなら、と思い、参照型のmovファイルで保存して(QuickTIme Proライセンスが必要)、PowerDirector に読ませてみる。なんと、正常な速度で音声が再生できた。MPEG2など他の形式への変換も問題なさそうだ。TMPGEncでもQuickTime形式に対応できるようなので、おすすめかもしれない?